毛じらみ
どんな病気?
陰毛が直接接触することにより、シラミの一種である「ケジラミ」が感染します。
とても激しいかゆみが生じます。
性行為の際の接触感染がほとんどですが、接触の多い母子間、また毛布やタオルなどを介して、間接的に感染することもあります。

症状!
女性の場合 男性の場合
・感染後、平均1〜2ヶ月で、陰毛の痒みとして自覚することが多い
・陰毛に限らず肛門周囲・腋毛・胸毛・太もも・すね毛、さらにはまつ毛や眉毛に至るまで感染する
・まつ毛に寄生したときは、眼脂(目やに)のように見えることもある
・肌着に黒色点状の染み(毛じらみの排泄する血糞による)が見られる

注意:家族やパートナーなど、他人へ簡単に感染するので、速やかな処置が必要です。

感染経路
陰毛どうしの接触感染が主です。
また、性行為以外に、毛布やタオルなどを介して、間接的に感染することもあります。
オーラルセックスでは感染の可能性は低いものの、口周りのひげなどに寄生して感染することも考えられます。

潜伏期間
・卵を毛の根元近くに産み、7日後くらいに孵化します。
・成虫になるまでは卵から約3〜4週間です。
・成虫は3〜4週間生存し、成虫になってから1〜2日後卵を産み始めます。
・その間30〜40個の卵を産みます。
感染したと思われる性行為から、痒みなどの自覚症状まで1ヶ月〜2ヶ月ほど時間がかかることが多いです。

検査方法
男性の場合は泌尿器科・皮膚科・性病科で受診。
女性の場合は産婦人科・皮膚科・性病科で受診。
激しいかゆみがあったり、自分でケジラミを見つけたら、医療機関で早期診断を行うことをおすすめします。
簡単に他人へ感染するので、速やかに対応しましょう。

治療方法
患部の視診を行い、ケジラミやその卵の確認を行います。
一番確実な方法は、ケジラミの寄生している場所の毛を全てそることです。
ケジラミの寄生場所をフェノトリンパウダーやフェノトリンシャンプーで洗い落とし、殺虫することを繰り返します。

予防方法
ケジラミの効果的な予防策はありません。
コンドームでは感染を予防できません。
ケジラミ症と同時に他のSTD(性病)に感染していることも多いため、梅毒やHIV(エイズウイルス)などの検査を行うことが望まれます。

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