■どんな病気?
感染をすると、潜伏期 (2日?10日間) を経て水泡形成する。水疱はほどなく潰れ、潰瘍状になり色素沈着をし治る。
この病気の特徴は痛みである。潰瘍そのものの、痛みと神経痛を伴う。
また、患部近くの神経麻痺を起こす可能性があり、排尿障害や排便障害などの機能障害を来たすことがある。
初感染者の相手 (セックスパートナー) の70%が無症状という報告があるので無症候性 (症状が出ない) 性器ヘルペス患者が多いことを念頭に置かなければならない。
男女比の感染者割合は女性感染者の割合が多い。
※口に出来るヘルペスとの違い
同じ単純ヘルペスウイルスですが、口唇や顔などの上半身に症状が出るのは、主に1型の口唇ヘルペスで、下半身に症状が出るのは、主に2型の性器ヘルペスです。
■症状!
女性の場合
・水ぶくれや潰瘍(ただれたようなもの)
・強い痛みで排尿が困難になる
・発熱を伴うこともあります
・太もものリンパ節の腫れや痛みがみられます
・症状の出る場所は外陰、膣の入口とおしりにみられます
・子宮頸管や膀胱にまで感染が広がることもあります
注意:初感染の場合よりも症状は軽いことが多く、治るまでの期間も短くなります。
男性の場合
・患部の表面にヒリヒリ感やむずかゆさ
・水ぶくれや潰瘍(ただれたようなもの)
・強い痛みで排尿が困難になる
・発熱を伴うこともあります
・太もものリンパ節の腫れや痛みがみられます
・症状の出る場所は亀頭や陰茎体部とおしりによくみられます
注意:初感染の場合よりも症状は軽いことが多く、治るまでの期間も短くなります。
■感染経路
キス、オーラルセックス、性交渉。
感染力が強いウイルスなのでトイレの便座や電車の吊り革、サウナや温泉・銭湯などの利用でも感染すると言われています。
そのため性的接触の経験のない者でも性器ヘルペスに感染することもあります。
■潜伏期間
4〜10日間
■検査方法
男性の場合は泌尿器科・性病科、
女性の場合は産婦人科・性病科を受診。
病変部分からウイルス感染細胞を綿棒で採取し、検査を行います。
■治療方法
抗ウィルス剤のバラシクロビル、アシクロビル、ビタラビンを使用します。
製品名は飲み薬のゾビラックス、バルトレックス、塗り薬のゾビラックス軟膏、アラセナ軟膏などがあります。
バルトレックスはゾビラックスの改良型でゾビラックスよりも効果が長く持続し効果があります。
軟膏よりも飲み薬の方が効果は大きいです。
■予防方法
コンドームの使用で、ある程度の感染のリスクを避けられるが、ヘルペスウイルスは感染力が強い為、完全に防ぐことは難しいです。
性交渉の相手がヘルペスに感染していないかを確認してください。
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